新型ブレードの発表に向けて

こんにちは!小塚崇彦です。

ご存知の方もいらっしゃるかもしれませんが、僕は地元・愛知の株式会社山一ハガネさんと共同でフィギュアスケートの競技用ブレードの開発を続けています。

スケート選手の為にもっと良いブレードを提供したい!

という気持ちから約6年前にこのプロジェクトはスタートしました。

今までは小塚自身や一部の選手だけが開発中のブレードを使用していましたが、
現在、その新型ブレードの一般販売に向けた最終調整を行っています。

早ければ4月末頃にみなさんへ発表をして、販売を開始出来たらと進行中です。

 昨日の打ち合わせ風景

平昌オリンピックが終わり、今もちょうど世界選手権が行われていますが、
多くのスケート選手はこのブレードについて様々な問題や悩みを抱えています。

スケート選手にとって身体の一部となるスケート靴ですが、氷に直接触れているブレードは特に重要で、
このブレードが少しでもズレたり曲がったりすると、足の感覚が大きく変わってパフォーマンスに大きく影響します。
その感覚の変化はミスだけでなくケガに繋がることもあります。

そもそも従来のブレードは曲がったり折れたりすることも多く、品質に1つ1つバラつきがあることが何十年もの間フィギュアスケート業界では“当たり前”のように扱われてきました。
男子選手だと数週間でブレードに問題が発生して使えなくなる人もいて、その度に新しいのに交換して費用がかかるだけでなく、新しいブレードに慣れるために時間と労力が必要になるケースも多いです。
小塚も現役時代は常にこのブレードに悩まされていて、それがストレスの1つになっていました…。

ここ数年で男女ともフィギュアスケートの技術レベルがとても高くなっていて、その分スケート選手の身体への負荷も増加しています。
このブレードがフィギュアスケート技術のサポートをし、疲労の軽減やケガの防止にも繋がる

「スケート選手に深く寄り添った道具」

になってくれればと強く願っています。

また、今回開発しているブレードへのこだわりや進捗についてご報告します!