こんにちは!小塚崇彦です。
今日発表された、髙橋大輔さん(以下、いつも通りだいちゃんで)の現役復帰宣言、すごいですね~。
夜の会見を見て、2014年シーズンは本当に心残りがあったんだろうな…と感じました。
ルール的にはグランプリシリーズのエントリーも可能だったはずですが、
このタイミングで発表してあえて全日本を目指す、というのも
アーティストっぽい感覚の大ちゃんらしいなと思います。
また、「スケートが軸にないと」という彼のコメントには、
ハードルの高い目標を目指してスケートがすべての軸になっていた頃、
自分にとって一番なじみのある現役生活にいったん戻ってリセットしてから、
改めて次のことに進みたいのかな、と感じました。
ちなみに彼はアイスショーにも出演しているので、競技に復帰することが
どう違うかピンときてない方もいらっしゃるかもしれませんが、
僕は「アイスショーと試合」って、
「フリーランスと会社員」くらい違うものだなと最近思っていました。
フリーランスは自分の得意なことを全力で取り組みますが、
会社員はルールの中でどれだけ自分の能力を出せるか、という違いがあるなと。
どちらも責任があるし、別のやりがいがあるものです。
僕がもっとも尊敬するスケーターのカート・ブラウニングが
1994年に滑った「カサブランカ」というプログラムは、試合っぽくなりすぎない、
ショーのいいところも盛り込まれた名プログラムだと思っています。
プロが競技に復活できるルールが適用されてすぐの年でした。
良いプログラムって、ショーでの経験と、試合ならではの緊張感が
うまくハマったときに生まれるものなのかもしれません。
これからの大ちゃんにも、そういう名作・名演技が生まれるんじゃないかな、
と期待しています!!!
では、また!