今シーズンも「KENJIの部屋」&「小塚ラボ」始まります!

こんにちは、小塚です!

先日、J SPORTSの「KENJIの部屋with フィギュアスケート・ラボ」と
「小塚崇彦のフィギュアスケート・ラボ」の収録をしてきましたー。

今シーズンはオリンピック明けで、大きなルール変更があったので、
どちらもそこにスポットを当てた内容です。

 

「KENJIの部屋」は去年と同じ4人が集まりました。
振付師:宮本賢二さん
ISU(国際スケート連盟)テクニカルスペシャリスト:岡崎真さん
コーチ&テクニカルスペシャリスト:中庭健介さん
比較的最近まで選手をしていた小塚。

この4人が一つの話題に対して、それぞれの立場で意見を出し合って話をします。

例えば、あるルールの変更に対して、
スペシャリストとしてはこういうものを求めての変更ですよ、と岡崎さんが説明し、
選手はこういう風に考えるだろうな、と小塚は選手の心境を想像し、
それに対応するためにどんな振付けにするか、を賢二先生は考えていて
コーチはそれを選手にどう指導していくか、を中庭先生は工夫している。
という感じで、それぞれの立場で話す内容が全然違っています。

 

アスリートがパフォーマンスを最大限発揮できるように協力する
周りの関係者のことを「アントラージュ」と言いますが、
そのアントラージュである皆さんが、どういうアプローチでルールを理解しようとしているかが分かって、
すごく面白かったです。

顔なじみの4人が食事しながらワイワイ話しているので
色んな人に楽しんでもらいながら見てもらえる内容になっていると思います!

 

 

一方、「小塚崇彦のフィギュアスケート・ラボ」は
ルールを深く追求して、どうやってスコアシートを見るのかなども含めた、
専門性の高い内容になっています。

今年も、ISU技術委員の岡部由起子さん、
アイスダンスのISUテクニカルスペシャリストの東野章子さんに来ていただいて、
しっかりとルールそのものを説明してもらいました。

今シーズンは、男子のフリースケーティングが4分30秒から4分になったり、
ジャンプが1本減ったり、GOE評価が11段階になるなど、いろんなルール変更がありました。

「小塚ラボ」では、
今回のルール変更から見えて来るものは何か?
ルールが変わっていく目的はどこにあるんだろう?
ということを追求しました。

ISUとしては、どんな演技を評価したいと考えているのか?
選手たちにどういう方向を目指してほしいと考えているのか?という、
『ISUが目指して欲しいであろう選手像』を紐解いていく内容になっていると思います。

 

両方の収録を終えてみて、ルールを作る側も、採点する人も
ルールに則ってプログラムを作る人も、試合をする人も、選手を教える人も。

どの立場からであっても、
「こういう演技が見たいよね、こういう方向性を見出してほしいよね」
という結論はどちらの番組でも近いものに至っていて、
みんな同じ方向を向いているんだなというのが小塚の感想でした。

ルールへの対応を通して、選手たちがどんどん成長していく部分もあるので、
選手たちには今シーズンもぜひ頑張ってほしいです。

 

どちらの番組もすごく楽しくて、
試合をもっと面白く見られるようになる内容なので、ぜひご覧くださいね。

放送は10月です。

 

 

それから、NHK文化センターの「銀盤解説」も引き続きやらせてもらっています。

10/12(金)は青森教室、13(土)は弘前教室で行いますので、
まだいらしたことのない方、是非お越しください!

 

それでは、また!